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【ノルウェー】第14話:ついに?ついに、、、?

Updated: Jan 10, 2020

「ノルウェー珍道中」第14話 いつも遊びに来て頂きありがとうございます。 前回のお話はこちら。


よし! あと1時間。 足首はガクガクだし、 靴の中は相変わらず大洪水。 ここまで徒歩11時間。 やっとフィナーレが見えて来た。 無心で歩き続ける。 すると、森の中に 石垣が現れた。 カランコロンと、 羊のベルが聞こえる。 もしかして、ここが。 バッケンは古い農家さんの 貸している山小屋と確か書いてあった。 赤い屋根の小屋が3・4つ 森の中に現れた。 あ〜ついにここなんだ。 バッケンって書いてある。 泣きそうだった。 あたりはもう夜の入り口。 鳥目の私にはだいぶ暗く感じる。 23:30 今日中に着いて良かった。 山小屋の中に入ると、 真っ暗な中からイビキが聞こえる。 2人?3人? きっとコーラを飲んだ人たち。 疲れて早々寝ちゃったんだね。 外には焚き火の跡。 まだ炭が残っているので、 少し炊き木を足して 靴や服を乾かした。 蚊に熱烈な歓迎を受けた。 今日は1日、雨が降ったり、止んだり。 でも、今は星空が雲の間から見えている。 姿は見えないけれど、 羊が近くにいるのがわかる。 カランコロンと柔らかい音。 ベルが首についているんだろう。 心地よい音がたまにする。 「      はぁ〜。」 安心して、深いため息が出た。 火にあたりながら 今日あった事全てに感謝。 そして、自分の身体に、脚に。 本当にありがとう。 火が弱くなって来たので、 マットと寝袋を出して 小屋で眠りについた。 ありがとう。




さぁ、イビキの主は? 筋肉痛は朝やってくるのか?


どうぞお楽しみに。


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