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【お味噌で応援2016】南阿蘇の今を見て。

Updated: Jan 6, 2020

震度7、マグニチュード6.5、深度11km。 熊本地震は、どんなに大きな揺れだっただろう? 聞いた話だと、 ベッドに寝ていたのに、 気づけばベッドごと立ち上がっていたと言う。 2017年6月15日 ご多用中にもかかわらず、 現地でボランティアの受け入れ・紹介をされていた Kさんに南阿蘇で被害の大きかった場所へ 連れて行って頂きました。 特に大きな爪痕となったのは 阿蘇大橋。

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地震の前に訪れた事がなければ 理解に時間がかかる。 以前は、 上の写真の左手前から、写真右奥まで橋がかかっていた。 今は橋の付け根しか、残っていない。 全て、渓谷の中に落ちてしまった。 それだけじゃない。


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向こう側の斜面は、大規模に山肌が崩れた。 地震後、取水口からの水が出たままになっていた影響が大きいとか。 この土砂崩れで、向こう側の山沿いに走っていた道路は 寸断された。


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この裂け目を見るだけで、足がすくんでくる。 震度7とはどれだけの力なのか。


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これはすぐ近くの東海大学の駐車場。 ここを訪れる度に、地面が傾いているのを感じると Kさんはおっしゃる。


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人間の作ったものは、一瞬で自然の力に飲み込まれる。 それを目の当たりにした。 南阿蘇に、避難所はもう残っていないが 仮設住宅はいくつか残って、そこに暮らす人もいる。 下の写真は、以前避難所だった広場。 「あそ望の郷 くぎの」 車中とテントに寝泊まりした方も多かった。 コンクリートや、炎天下と湿気の中、 どれだけ沢山の方が 暑さと不安と闘いながら、ここで過ごしたのだろう。


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登山家の野口さんが、大量のテントを持ってきて 寄付した話を聞いた事があるでしょうか。 被害の大きかった益城町の運動場には、 そのテント村があったのだとか。 足を伸ばしてくつろいで欲しい思いから。 でも、熱中症への懸念から、 テントは行政に撤去されてしまった。 いつでも行政と個人の思いに 歪みが生まれる。 ただ、目の前にいる人を助けたいだけなのに。 同じ思いだったとしても、 個人の方がスピードが早い。 だからKさんは、行政でもなく、NPOでもなく 個人として被災地に入っていくのだと。 そんな貴重な話を聞けて 本当に感謝だった。 Kさんに繋いでくださった方々にも感謝です。 何かが起きた時、 目の前の状況を何とかしようとする。 それで良い。 それが、明日変わったってしょうがない。 南阿蘇に地震の爪痕はまだ残っているが、 ボランティアはもう必要ない程に復興してきた。 これから、私たちが出来るのは 南阿蘇に観光で行く事。 農家さんを応援する事。 そういう段階に移っているのだと メッセージを頂きました。 観光に行く際は、 どうかゴミでなく、お金を落として行ってね。


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