2015年 10月17日のこと。 ウェストポートNZ。
ついに手作り味噌教室当日。
以前書いた、
手作り鍋のお話はこちら。 色んなドラマを経て
今日ここまで。
結論からいくと、
みなさん笑顔で、無事終わりました! でも、ここまでには
もう一つ大きなドラマが!
心揺さぶられたお話をこちらに。
朝6時から起きて、手づくりの鍋で大豆を煮始める。
「甘酒つくって出しなよ」とホストのダニエルに勧められて 保温器に入れておいた甘酒の素をチェック。
え、失敗してる? 何度か味見するけど、やっぱり美味しくない。
なれない保温器で、しかも温度計壊れてたから感覚で作ったのもあるけど、 いっぱいいっぱいだったり、これでよし!って思えてなかったのが いけなかった。
麹を無駄にしちゃったことがショックで、 気分がどんどん落ちて、ダニエルと話せない。。。
「必要なものある?」と声をかけてくれた時 張った糸が切れたように、くやしくて、情けなくて涙が出た。
緊張して陽性の塊になってた私。
ダニエルが自分が作ってた甘酒をさっと私にくれる。
ほどよい陰性の甘酒は、その時の私にぴったりだった。 気持ちが解れて、やっと普通の自分に戻ってきた。 食べ物ってすごいよね。
味噌汁なんか飲んでたら、もっと大変なことになってた。
陽性だからね。 ダニエルもすごい。
「いいかい? 失敗したのは、もう過去の話。 もう変えられないんだから次に進むんだ。 このワークショップは君のショーなんだ。 たぶん皆んな、今日一日じゃ味噌や麹の素晴らしさを分からないと思う。 分からないんだよ。西洋人は。経験がないからね。 でもこんなに素晴らしいものはないんだ。」
(ダニエルは白いケースを取り出して、机に置いた。)
「これはね一昨年造った味噌。それから一切開けてない。 これを今日ワークショップで開けて皆んなに見せるといいよ。 カビが生えてるかもしれない。タマリが出てるかもしれない。 これはライブパフォーマンスだよ! この甘酒(ダニエルの作ったやつ)もみんなに振舞っていいから。 君が味噌、麹、発酵ってものを伝えるのに、すべて役立てるといいよ。
問題ないかい?必要なもの他にないかい?」
目から大洪水です。
なんで、こんなにもサポートしてくれるんだろう >< もう勇気100倍で、急いで会場の準備に道具の確認。
ウェストポートっていう街は、炭鉱の街で、
あまり健康やアートに関心がないところ。
集まるかな〜って言ってたのに8人も来てくれた!
しかも2人は、NZ旅で出会った友達。
「味噌、国に持って帰るんだよ。大丈夫?」って聞いたら 「そんなの問題じゃないよ!あかねが味噌造り教えるんだから!!」
早朝に出発して来てくれた。 ほんとにありがとー><
ダニエルの奥さん、オードリーが翻訳チェックしてくれた、味噌造りのプリントに みんな色々書き込んでて、味噌への関心の高いことがよくわかった。
良い味噌になりますように。
この素晴らしい機会をありがとう、オードリー&ダニエル。
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