Jun 7, 20173 min
Updated: Jan 9, 2020
あの人も読んでいる「ノルウェー珍道中」 第6話
あの人って誰だよって言うねw
前回のお話はこちら。
さて、色々面白い事盛りだくさんだった
ノルウェー滞在、第1日目。
ここでちょっと私が向かおうとしている
Lysefjord (リーセフィヨルド)の事をお話しします。
下の地図で赤◯がStavanger(スタヴァンゲール)。
→私が船でやって来た街。
ピンク◯がリーセフィヨルド。
→これから向かおうとしているフィヨルド。
小型フェリーで向かいます。
ところで、
フィヨルドってみんなイメージつくかな?
日本にはないので、ここでちょっと説明。
フィヨルドが見られるのは、地球の極に近い地域。
約1万年も前の、氷河期に関係している。
この時期、海岸沿いの地域は、
「氷河」が現れたという。
‘‘氷河とは、数万年もの時間をかけて数千mも降り積もった雪が融けずに固まり、氷へと変化したものである。この氷が自分自身の重みによって、速くても1年間に数百mというスピードで山の斜面を下り、滑りながら底にある地面を深く鋭く削り取り、深い谷を形作ってゆく。フィヨルドは、氷河時代の終わりごろに氷が融けて海面が上がったために、この深い谷の一部が海に沈むことで形成されていったのである。’’
(ウィキペディアより抜粋 https://ja.wikipedia.org/wiki/フィヨルド)
想像できますか?
今は暖かくなって、氷河もだいぶ溶けてしまったけど、
遥かむかしに、氷の世界が造った地形。
海面から顔を出す小高い山々は、
お互いに密集し、浜辺というものはほとんどない。
山の斜面は鋭く、
陽の当たる側は樹や苔で覆われ、
日陰になる部分は岩肌が見える。
やはり海沿いなので、天気は変わりやすい。
それでも、
山々の間に広がる水面は
鏡のように穏やかな時がある。
日本にはなかなかない、
荒削りの自然。
そこを4日間歩きます。
予定は
1日目:16km
Preikestolen(プレイケストーレン)
標高600m。
垂直に切り立つ一枚岩。
道は割と整っている方なので、山慣れしてる人は行きやすい。
https://retrip.jp/articles/73/
Bakken Hut (バッケン)泊。
無人の山小屋。
ここを目指す。
2日目:9.3km
Songesand(ソンゲサンド)
船着場。
疲れ切って、次の山小屋まで歩けなそうなら、
ここからフェリーに乗って
フィヨルドの一番奥、Lysebotn(リーセボートゥン)まで。
Songedalen(ソンゲダーレン)
山小屋があるところ。
おそらく無人。
3日目:24km
Lysebotn(リーセボートゥン)
フィヨルドと切り立った山々の間にある、小さな村。
ここのホステル泊。
24km中、20kmはアスファルトの道だとか。
そこはヒッチハイク、タクシー移動も可能のよう。
4日目: 体調によって行き先を決める。
スタヴァンゲールのホステル泊予定。
A案 朝フェリーでFlori(フローリ)まで行き
「4444段の階段」を登り降りして見る。
(おそらく無理w)
B案 Kjerag(シェラーグ)6km
標高1000mの間に挟まった岩で有名な場所。
http://4travel.jp/travelogue/10895393
C案 素直にフェリーでスタヴァンゲールに戻る。
予定はこんな感じ。
でも、無理せずに行こう。
いつでもフェリー乗り場がどこかにある。
地図でのイメトレはこんな感じ。
さぁ明日はいよいよリーセフィヨルドに!
次回は
『ノルウェー珍道中』 第7話
「あれ?バスより、フェリーの方が安いけど?」
どうぞお楽しみに。