Jun 29, 20162 min

【黒潮/ 高知】土佐の塩丸②

Updated: Jan 2, 2020

日本の海もこんなに綺麗なんだね!
 

 
この海水から土佐の塩丸が生まれる。
 

はるか昔、大爆発で地球が生まれ、噴火に地殻変動に大雨・大洪水。
 

 
太陽が全てを照らし、生まれてきた植物に生き物。
 

 
単細胞生物から多細胞生物になり、水中から陸上へとあがり、狩猟から農耕へ。
 

 
私たちの先祖はいろんな変化の道を辿ってきた。
 

 
でも変わらなかったことは、常に塩分を必要とした事。


 

 
塩とは何か? 

海そのもの。

体内の水分と海の成分はとても良く似ているのだとか。
 

 
塩を体内に取り入れる事で、私たちは海の外でも生きられるようになった。
 

 

塩を頂くことは、海を頂くこと。

1970年代から日本は塩の値段を安定させるために、
 

 
イオン交換膜方式で今までの塩に代わるものを日本中に広めた。
 

 
それが塩化ナトリウム。


 

 
高純度の塩。不純物のない、純粋なナトリウム。


 

 
だって塩だもの、しょっぱいのが大切。
 

 
余計なものはいらないの。

そういう事。


 

 
イオン交換膜方式は何が凄いかと言うと、科学の力で
 

 
海水からミネラルの一種である塩化ナトリウムだけを取り出せること。
 

 
他のカルシウム、マグネシウム、その他のミネラル類と分別できること。

それに湿度の高い日本で、海水に含まれる3%の塩分から塩を作るなんて大変!
 

 
ご苦労さん。もっといい方法があるんだよ。
 

 
という感じで日本各地の塩田は国の方針で廃止に。
 

 
そうして90年初頭まで、塩は国が専売をしてきた。


 

 
この30年間、日本人の殆どが食してきたのは純粋な塩分。
 

 
塩化ナトリウム。

それが廃止されて、日本には色んな塩が入ってきたし
 

 
また作り始める人たちも出てきた。
 

 
塩化ナトリウム以外のミネラルの大切さが見直されてきたんだね。

実は、その30年の中でも天日塩を作り続けた人たがいた。
 

 
でもお店で売ることは出来なかったので、会員制の天日塩保存会を作り
 

 
その中で作り続けてきた。


 

 
塩田と言うよりは、塩ハウス。
 

 
太陽が照らせば温度が自然と上がるビニールハウスの中で塩を収穫するやり方。


 

 
③に続く!!

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